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Twilight Zone EP

ジャケットイメージ


海。命が生まれ、育ち、還ってゆく母なる海。
しかし、それは表層のほんの数百mの顔にすぎない。
海の大半は深く底知れぬ闇が占めており、それこそが、海の本当の顔。

当EPはブレイクコアアーティストの魔窟とも言われる九州出身の10代アーメニスト、「y=0t(よっと)」が、
アーメンのスネアをソナー代わりに、海の真の顔を暴く潜水艇である。

その探査はまずは表題であり、深海の入り口である中深層(Twilight Zone)から始まる。
この層は「Twilight」の名の通り、微弱ながらもまだ光が届く領域で、
音にもまだ明るさや始まり、これから、という感覚を抱かせるものがある。

そして、潜行を続けるにつれ光は消えていき、生物の姿も乏しくなり、何もない空間(Sink into Nothingness)だけがただ広がる。
闇だけが支配する静寂の空間。しかしセンサーはそのような空間に於いても、確かに存在する音を捉える。
何もないと思われた空間から検出される豊かな音。しかし、豊かではあるもののそれは安穏なものではなく、増していく深さとの戦いを表現している。

さらに深さは増していき、水深1000m以深の漸深層(Bathypelagic)に到達。
完全に光は失われ、数m先の視界もおぼつかない、閉ざされた世界。
それでも確かに生きるものは存在し、反応は検出される。
しかし、光、栄養、生きるものの影。なにもかもが乏しい環境を反映するように、音は苛烈さを増していく。

深海層(Abyssopelagic)。光は消え、生物の影は消え、何もかもが消えて久しい。
しかし深度に比例し水圧は増し、挺への負担も増し、潜るほどにリスクだけが増えていく。
果たして、ここまで深く潜ることに意味はあるのだろうか?
意味があろうとなかろうと、闇の何処かに潜む異形の生物は、この苛烈極まる環境に適応しきったその身体で、意外に平穏な日々を暮らしている。
その音は、漸深層よりさらに激烈になっているものの、そういった生き物たちの姿を映し出すかのように、時折穏やかだ。

通常、海の大半は深海層で底を極め、これ以下の領域は存在しない。
あるとすれば、地球上の2%。極僅かに存在する「溝」の領域。深海の中の深海が、超深海層(Hadal Zone)である。
ここまで来れば、挺の限界までただひたすらにとことん潜るのみ。音もそれに同調しストイックかつハードの極みに至り、その姿勢を体現している。
それでも何もない、全くない、その広さも全くわからないような漆黒の空間にただ一人。潜る、潜る、潜る。
その先に見えるものは、はたして…?


若き才能が紡ぐ「深海」をテーマとした、進むごとに深淵を垣間見せる当EP。
過酷極まる深海には、生きるものの姿は少なく、安寧は、ない。

ジャケット担当:tac-t!s
マスタリング担当:dotη(どっといーた)


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